2011年1月28日午後7時20分に妻は逝きました
その日の午後5時に病室に行った時
妻は既に言葉を発することはありませんでしたが
翌日には、子ども達や義兄、姪たちも佐賀に帰ってきて
妻との面会を予定していることを話すと、うなずいてくれました
しかし2時間後、妻は鬼籍の人になりました
たまたま一日早く帰ってきていた娘と私の二人で
その時を迎えることになりました
親せき、友人など関係者にも連絡を入れ
電話の先で泣き崩れる声が妻の存在の大きさを感じさせます
悲しみの中でも、葬儀社との打ち合わせなど、しなければならない作業で
あわただしく時間は過ぎていきました
翌日、天気が午後から崩れて
夕方から降り出した雪が、通夜の頃には積もって
一面の雪景色の中で、多くの方々に見送っていただきながら
静かに静かに、妻との別れは進んでいきました
その冬の日から10年という年月が流れました
(写真は、亡くなる半年前、最後の旅行の時の写真です)