手術の日 再び手術開始
肝臓に転移したガンは全部で9個。
取り除けるかどうかは開腹して判断するとのこと。
そんな説明の後、再び手術が始まった。
電話が直に鳴らないことを願いながら(*注)
必死に祈っていた。
その祈りが届いたのか、鳴らなかった。
*注・手術が不可能な場合は、手をつけずに直に終わるという話しだった。
手術の日 待ちくたびれて
午後3時を過ぎ、肝臓に転移したガンの摘出が
進んでいることを確信した。
しかし、5時になっても終わらない。
他の家族が帰って行く中、一人残っていた。
午後6時過ぎに君は手術室から出て来た。
9時間近い闘いを終えて。