手術の日 ICU
肝臓にあったガンのほとんどは摘出されていたけど
一番深い所のガンと、顕微鏡サイズのガン細胞が存在すると説明を受けた。
まだ、麻酔で眠っている君の傍で考えていたのは
子ども達に、何時どう知らせるかということだった。
*注・原本には、子ども達への通知や子ども達の行動に付いても書いていますが、ここでは削除します。
入院中のこと
ICUから出る頃には、少し笑顔も戻って来たね。
お見舞いに行くと、食事に付いてくる牛乳など
君が残した物を持ち帰るのも僕の仕事になった。
本当に君は好き嫌いが多くて
冷蔵庫には持ち帰りの物があふれてきたよ。