終わりに
妻は死してなお、私の生き様を見つめてくれています。
ガンという病気は、いかなる時にも死と向かい合って生きていくという辛いものです。
妻と供に約3年という月日を生き、そして遺族としてこの1年を生きてみて、
私がしなければならない仕事が何となく見えて来ました。
最後の仕事は、妻との経験を生かすことだと気づかされました。
私に何ができるのは判りませんが、私がこの様な思いに至った流れのなかには
きっと妻の意思が働いているものと思います。
今、妻はあの世で笑っていることだと思います。
こんなこと書き綴ってどうするのって・・。
でも、書き綴らねばならなかった私の気持ちもまた妻には届いていることと思います。
=終わり=