グリーフケアの研修に参加したときに、日本人の悲嘆回復の一つの目安として、4年6ヶ月という期間が示されました。
心の内で、一つの区切りを付けることができる、最長時間だそうです。私の場合は、あと3ヶ月でその時間を迎えます
ただ、自分でも思うのですが、三回忌(2年目)がまずは一つの節目ではなかったかと思います。一周忌はまだまだどうしようもない悲しさの中にいましたが、三回忌を過ぎる頃から、少し前向きな心になったような気がします。
そして、3年目4年目と過ぎていくに従って、確かに心の有り様に変化が出てきました
それは、故人を忘れることではなく、故人との思い出をしっかりと受け止めながらも、自分のまだ残された人生について前向きな思考が出来るようになってきたということです。
妻をがんで亡くしたことがきっかけとなって出会うことができた方々。この不思議なご縁を大切にして、これから少しづつ前を向いて、残された時間を大切にして生きていこうと思っています。