概要
当会は、がんで妻を失った佐賀県佐賀市在住の福島龍一(当時59)が県内初となる、がんで家族を亡くした遺族の会「りんどうの会(がん遺族の会佐賀)」を設立し、佐賀市で2012年9月19日(水)に発足しました。
家族や身近な人をがんで亡くした人が集い語り合って、悲しみを分かち合い、心の傷を緩和することを目的としており、毎月2回(原則第3水曜日夜と第1土曜日のお昼)サロンを開催しています。
設立 | 2012年 9月19日 |
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代表者 | 福島龍一 (日本グリーフケア協会認定 グリーフケア・アドバイザー) |
事務所 | 〒840-0825 佐賀県佐賀市中央本町2-16 TEL 090-7456-2000(福島) FAX 050-3606-0127 |
代表のメッセージ
りんどうの会は、家族や愛する人をがんで失った遺族の会です。私も妻を大腸がんで亡くしました。深く辛い悲しみの中で、この会を立ちあげました。
ここには同じ悲しみを持った人たちがいます。あなたの悲しみを分かち合うことのできる人たちがいます。
人それぞれに悲しみの形も深さも違いますが、同じ体験をしてきた仲間であり、悲しみを受け止めてくれる仲間がいます。
ただの仲良しの会ではありません。仲間で気持ちを分かち合い、悲嘆からの回復のために集う事を目的としています。
一人で頑張らなくていいのです。泣いていいのです。ありのままに悲しみを出していいのです。ここはそういったところです。今は悲しみの中に居ても、いつか笑顔が戻る日が来ます。でも、それは亡くなった愛する人を忘れたということではありません。心の中に悲しみの居場所が出来たということです。
悲しみに暮れている方がいらっしゃいましたら、ぜひ、りんどうの会のドアをノックしてください。
りんどうの会
代表 福島 龍一
りんどうの会ルール
- 各人の話に関しては、決して批判せずに、相手の気持ちを尊重しましょう。遺族の心の状態は一人ひとり状況に応じて異なるので、話す内容も変化してきます。話すことで気分の変化が見られます。現在の状況として受け止めましょう。
- 相手の立場に立って行動することを心がけましょう。誠意を持った行動を取っているつもりでも、相手にとっては迷惑なこともあります。十分に注意しましょう。特に次の事は守りましょう。
- 発言時間のルールを守り、会を独占しないようにしましょう。
- 人が話している時には、話に集中し私語を慎み、口を挟まないようにしましょう。
- 発言は必ず座長の指示に従い、勝手な発言は慎みましょう。
- 金銭および営利目的となる活動についてはお断りします。
- 健康食品、サプリメント等の販売や勧誘はお断りします。
- 政治的思想、宗教などの個人的信条に関与することはお断りします。
- お互いのプライバシーを尊重し、個人の情報秘密を漏らさないようにしましょう。
- サロンの中での発言や知りえた情報は、一切口外しないでください。
- サロン内での個人の発言時間は、参加者の数によって多少は変わります。全員平等な時間を配分します。話したくないときは、聞くだけでもいいです。遺族サロンは、がんと闘った家族や愛する人を失った遺族の集いです。同じ体験をしてきた仲間であり、仲間で勇気を分かち合い、ともに回復のために集う事を目的としています。しかし、その悲しみの深さは人それぞれで異なります。年数や関係、またその日の状態でいろいろな状況があることをご理解ください。
歩み
2012年9月19日 発足
平成24年9月19日(水)にりんどうの会(がん患者遺族の会佐賀)は発足しました。 多くのメディアに発足の掲載を頂きました。 また、発足までにたくさんの方々にご支援を賜りました。
2017年9月2日
5周年記念講演会「緩和ケアと遺族ケアを考える」
2019年11月16日~17日
会員懇親旅行「雲仙~島原」
2020年2月19日
佐賀県医療センター好生館緩和ケア症例検討会で遺族のグリーフケアについて講演・発表
2020年12月19日
佐賀県・佐賀県健康づくり財団主催令和2年度第1回「がん遺族つどいの会」にアドバイザーとして参加
2020年2月20日
佐賀県・佐賀県健康づくり財団主催令和2年度第2回「がん遺族つどいの会」にアドバイザーとして参加
2021年8月7日
佐賀県・佐賀県健康づくり財団主催令和3年度第3回「がん遺族つどいの会」にアドバイザーとして参加
2021年10月8日
佐賀さいこう表彰(がん対策部門)受賞