2014/09/10
昨夜、何気なくつけたテレビで城山三郎さんの遺稿をもとに制作された「そうか、もう君はいないのか」が放映されていました。
私自身の経験とも重なってしまい、涙が止まりませんでした。
それぞれのシーンが心に響き、その時々の妻の笑顔と重なります
そして、その思い出を文字として書き残す最後のシーンで
「・・君が列車に乗り遅れた駅は何処だったっけ・・」
と、つい問いかけて部屋を見回してフッと漏らした言葉
「そうか、もう君はいないのか」
私も、何回何十回となくこの感覚に襲われてきました
特に、「妻に捧げる・・」を書いている時には
何時もの場所に妻がいるような錯覚がありました
その度に、「いない」ことに気づかされる辛さは、経験した者で無ければ判らないかもしれません
娘さんの台詞で「お母さんは、お父さんの心の中に・・」という台詞がありましたが
「いない」のです、あるのは思い出だけです
何処かで私の事を見ているかもしれませんが、それは心の中ではなく「何処か」なのです
これを書いている今も、涙がにじんでしまいました
私は、とてもとても泣き虫です
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2014/08/31
「心の中に生きている」
貴方の大切な人は、貴方の心の中で生きているって言いますね
本当に貴方の心の中で生きていますか
私の心の中には妻と過ごした30年足らずの時間と思い出が、色あせる事無く残っています
もちろん父の事や祖父母の事も記憶のなかにありますが
やはり、一番多く思い出されるのは妻の事です
その事を生きていると言うのでしょうか
「忘れさえしなければ、その人は生きているよ」と言う事もあります
最近判らなくなって来ました
今でも時々仏壇や写真に向かって問いかける事があります
自分がちょっと判断に迷ったり、何かを決断しようとする時に
「これでいいよね」と話しかける事があります
そんな事を持って、「生きている」と言うのでしょうか
妻は、亡くなる半年ほど前に
「私は、貴方によって生かされる」と言いました
ポツリと言いました、笑顔で言いました、私を見ながら言いました
医者でもなく、病気を治せる訳でもなく
ただただ傍にいるだけで、何も出来ない、してあげられない私にです
「生かされる」とは何なのか・・・今も自問自答しています
妻は本当に私のなかに生きているのでしょうか
それは、ただの思い出では無いのでしょうか
写真のなかで笑っている妻は、何も答えてくれません
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2014/08/24
家の中にはいろんな収納場所があります
その中には、妻が亡くなって以来一度も触っていない場所もあります
自分でも意外だったのが寝室にあるクローゼット
上半分と言うか、腰高の棚の下以外は私の洋服がぶら下がっています
但し棚から下は妻が使っていた場所だったので触っていませんでした
しかし、ここ数日整理整頓をしようと全部の物を出してみたのですが
ダブルサイズの厚手のタオルケット2枚を含む数枚のタオルケットやシーツ、バスタオルが出て来ました
妻が最後に入院する4年ほど前以来触っていないと思いますので
ほこりをかぶりシミが出ている物もありましたが
洗濯する事で使えそうな物を3回に分けて洗濯しました
そう言えば、食器戸棚等の配置は、妻が決めて妻が置いたままの状態で私が使っています。
姿形はもうそこにはありませんが、その痕跡がまだまだ至る所に残っています
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2014/08/08
リレー・フォー・ライフのご紹介です
がんは24時間、眠らない
リレー・フォー・ライフは、がん征圧を目指し、がん患者や家族、支援者らが夜通し交代で歩き、勇気と希望を分かち合うチャリティーイベントです。1985年、アメリカ人外科医が「がんは24時間眠らない」「がん患者は24時間闘っている」というメッセージを掲げて、がん患者の勇気をたたえ、支援するために走りました。いまや、世界20カ国で開催され、毎年世界中で400万人を超える人たちが参加しています。日本では、日本対がん協会と各地のボランティアでつくる実行委員会が、全国40カ所以上で開催しています。 シンボルカラーの紫は「希望の色」と呼ばれ、太陽・月・星をかたどったロゴは、24時間がんと闘うことを象徴します。
使命と3つのテーマ
リレー・フォー・ライフは、”Save Lives”を使命とします。がんと闘っている人たちの命を祝福し(Celebrate)、亡くなった人たちをしのび(Remember)、がんと闘っている人たちを勇気づけます。そして、がん征圧のために力を合わせて立ち向かいます。
リレー・フォー・ライフってなにするの?
がん患者さんや支援者、友人、知人、地域の方々らさまざまな人たちが、仲間でチームを組んで、夜通し交代で歩きます。会場では、ステージやテント企画など催し物がもりだくさん。夜には、亡くなった方やがんで闘っている方を想うセレモニーが開かれます。
使命である”Save Lives”の実現のために、3つの基本方針があります。
①楽しむ・・・患者・家族をはじめ参加者全員が楽しみ勇気づけられること
②啓発・・・生活改善を呼びかけ、がんに対する正しい知識を普及し、社会全体でがん征圧活動に取り組むこと
③募金・・・がん征圧のための資金を集めること
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2014/08/07
妻が夢に出ました
場所は何処だったのだろうか、何処か判りませんが美容院だと言うことは判りました。
ニコニコと笑っている・・と言う事は判りました
特に何かを話した覚えは無いのですが、何時もの妻でした
その原因は、もしかしたら
先日、書類を整理している時に病院の請求書と領収書が出て来ました
それは、最後の支払い
細目の中に「死亡診断書」の一文字がある請求書でした
複雑な思いで眺めていました
それが原因で妻が夢に来てくれたのかと思います。
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2014/08/05
今月のサロンは
8月20日 水曜日 午後7時からです。
会場は白山の佐賀商工ビルになります。
7階F会議室を予約していますので、お気軽にお出かけ下さい。
りんどうの会は、セルフケアの会です。
参加資格は、ガンで身近な方を亡くされた方々です。
ガンの種類や、亡くなられた方との関係は問いません。
先ずは、お電話かメールでお知らせください。
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2014/07/28
月命日に思うこと
今日28日は、妻の月命日に当たります
今日で3年6ヶ月めの命日です
つい先日のことですが、この日が起きたときのことが
何故か強く思い出されてしまい、思わず涙してしまいました
病院からの電話
病室に駆け込んでいった時、色も無く冷えきった部屋の空気
動きのない妻
そして、電話の先から聞こえてくる嗚咽
全てのことが、この日この時を起点として始まっているような思いがします
もう3年半が過ぎるのですね
昨日のことのような、遠い昔のことのような
複雑な思いを抱きながら、今日一日を過ごします
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2014/07/05
佐賀県健康増進課 がん対策推進担当の方から送られてきたチラシです
表裏を同時にスキャンしましたのでちょっと文字が小さいかもしれませんが
参考にして下さい
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2014/06/12
忘れてはいけない日
私と妻との思い出の中で忘れてはいけない日は
6月6日、6月12日、そして1月28日
勿論、子どもの誕生日もそんな日にあたります
1月28日は妻が逝った日
6月6日は結婚記念日
そして6月12日は妻の誕生日だった日です
亡くなった人の年齢を数える事は辛いので
妻の年齢は59歳で止まったままにしています
大切な日です、決して忘れられない日です
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