2014/01/29
転移が見つかった
ラジオ波以降数ヶ月の間の診療は内科だったので
外科での再診察を進められて外科で検査をしたら
肺への転移が判明した
肝臓のガンにも変化が見られて本当に辛い思いをしたよね。
ガンへの怒りが爆発した。
(総合病院における院内連携にも疑問が起きました)
帯状疱疹
そんなある日君は痛みを訴えた。
まさかガンが動き出したのかと思ったけど、
それは帯状疱疹だった。
抗がん剤での再治療が始まる頃だったので
体力の低下をとても心配したんだ。
ペインクリニックの治療も辛そうだったね。
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2014/01/26
傍にいても
出来るだけ傍にいたいと思って
時間があれば病院に出かけたけど
ラジオ波の処置が終わって出てくる君は
麻酔が未だ強く効いていて話しも出来ないくらいの状態だった。
でも、僕が声をかけると少し頷いてくれたよね。
経過観察
ラジオ波治療が終わると
暫くは経過観察に入って、普通の生活に戻って行った。
完治したと勘違いするくらいに元気になって
散歩や映画にも行ったよね。
この頃は僕でさえもう大丈夫かなって思っていたよ。
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2014/01/23
次のステップへ
抗がん剤を止めると
副作用で傷んだ部分も回復に向かったけど
髪の毛だけは時間がかかったね。
肝臓に残ったガンはラジオ波で焼くという説明に
ビックリしながらも
兎に角助かる方向に向かっていると強く思った。
ラジオ波
ガン細胞は熱に弱いらしい。
エコー画像を見ながら細長い針で直接肝臓にあるガン細胞に
熱を放射してガンを死滅させるんだって
身体への負担は少なかったけど、やり直しもあって
入院が長引いたのだけはまいったね。
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2014/01/20
抗がん剤の日々
2回目からは通院しての投与になったね。
2週間毎に病院に行き白血球数を検査するけど
結構ドキドキしながら待合室にいたことが思い出されるね。
抗がん剤が投与出来るとなった時には
変にホッとした思いだったね。
抗がん剤の日々
本当はもう少し長期に渡って投与する予定だったけど
副作用がきつく白血球の低下も著しかったので
最初の抗がん剤は6回ほどで終わってしまった。
でも、腫瘍マーカーも下がり、肝臓に残ったガンだけが心配の種だった。
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2014/01/17
ポート
抗がん剤は48時間の投与。
毎回血管に直接注射すると血管が痛むので
鎖骨下の静脈にポートという注射針用のアタッチメントを装着する手術をしたね。
でも、後からこの事に関する院内の壁を経験することになったね。
抗がん剤の日 初めての日
抗がん剤治療が始まった。
第1回目の投与は経過観察のために入院して行ったね。
三種類の薬液を48時間かけての投与だったけど
一番長い3番目が、風船の様な袋を使っての投与だったので
ちょっと驚いたよね。
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2014/01/14
太郎坊神社
平成20年は、地域の恵比寿会の祭典にも関わっていたけど
その神社の中に祭られていた太郎坊神社は
本殿の右側にある小さな社殿だったけど
「どんな難病でも一生のうちに一回だけは治してくれる」とあった。
祈ったよ。
抗がん剤治療
結局は完璧に取り除けなかった肝臓のガンと
顕微鏡サイズのガンに対する治療として
君の体力の回復を待って、抗がん剤を投与することを選んだね。
その後の処置は、抗がん剤の効果を見てから決めると言うことだった。
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2014/01/11
平成19年(独り言)
平成19年は忘れられない年になりました。
年明けに以前から調子が悪かった父がついに倒れて入院。
入院後に認知症が発覚して、精神科の病院に転院。
その父を追うかのように、母も認知症で介護施設に入所。
その夏に、伯母、義母、叔母と続けての逝去。
そしてとどめを刺すかのように妻の病気が見つかりました。
忘れられない、最悪の年でした。
副作用に関すること(独り言)
薬の副作用に関して、友人の薬剤師がこんなことを言っていた。
薬には必ず副作用がある。
問題は病気を治す効果と副作用によるダメージの比較で薬を決めると。
副作用によるダメージが大きくとも
元々の病気が治るのであれば、目的の薬を投与すると言うことでした。
なるほど。
*本とは掲載順番が異なっています。加筆されています。
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2014/01/08
退院祝い
君の退院を祝って、仲間が祝いの宴を準備してくれたね。
病気が見つかって以来禁酒を続けていたけど、
あの夜のシャンパンの味は最高だったね。
美味しい料理にお酒に会話が弾んで、
あの素敵な夜は忘れられないよ。
発熱
年末に君は原因不明の発熱を起こした。
夜遅かったけど病院の救急外来に駆け込んだね。
待合室は寒く薄暗かったけど、親子でいることが心強かった。
処方された薬で翌日には熱も下がって
親子揃っての正月を迎えることが出来たよね。
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2014/01/05
いろんな人から
君がガンに罹り入院することは秘密にしなかったね。
君もそれを望んだよね。
ただ、入院先だけは秘密にして欲しいと言われたので
本当にいろんな人から聞かれたな。
お見舞いって本当に疲れるよね。
僕も経験したから判るよ。
退院して
入院は3週間に及んで、クリスマス前に君は退院して来た。
身体の中にはまだガンが残ってはいたけど、
今すぐどうかなる状況ではなく、君は元気になった。
入院前の暮らしが戻って来た。
そんな思いでいっぱいだった。
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2014/01/02
手術の日 ICU
肝臓にあったガンのほとんどは摘出されていたけど
一番深い所のガンと、顕微鏡サイズのガン細胞が存在すると説明を受けた。
まだ、麻酔で眠っている君の傍で考えていたのは
子ども達に、何時どう知らせるかということだった。
*注・原本には、子ども達への通知や子ども達の行動に付いても書いていますが、ここでは削除します。
入院中のこと
ICUから出る頃には、少し笑顔も戻って来たね。
お見舞いに行くと、食事に付いてくる牛乳など
君が残した物を持ち帰るのも僕の仕事になった。
本当に君は好き嫌いが多くて
冷蔵庫には持ち帰りの物があふれてきたよ。
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