2015年7月
7月, 2015年
新しい旅路への分岐点
2015/07/284年と6ヶ月
その日から4年6ヶ月という時間が流れました
日本グリーフケア協会の悲嘆回復の最長期間の目安が
概ねこの時期にあたります
最初の1年間は
苦しくて苦しくてどうしようもなく
悲しくて悲しくて泣き明かしていた
追い求めるのは亡くなった妻の幻影
3回忌(2年目)を迎えた頃に、どこか心の変化を感じた
悲しみの形が変わったような気がした
妻がいない生活に身体も心も慣れてきたのでしょうか
それでも時折止まらない涙
いま、こうして書いていてもじんわりと涙は滲んできます
でも、ただ単に悲しいというだけではなく
何か暖かさを感じている胸の中があります
それは、きっと悲しみからの卒業なのでしょう
僕と妻との新しい形の旅が始まるのでしょう
妻の声が聞こえます
「あなたの道を歩いてください」と
今日は28日、妻の月命日
新しい旅路への分岐点に立っています
私の一冊「自分を生ききる」
2015/07/14妻が抗がん剤治療をやめる時に読んだ本です。
「死」とは・・「死ぬこと」とは
深く考えさせられ、そして「死」を怖がらない心を持つことができました。
「人はいつか死ぬ」それは、ガンであろうとなかろうと
その考えに至ることが、抗がん剤治療を止めることの背中を押してくれました。
本の解説です
がんになった方のおよそ半数が数年で命を落としています。まさに国民病です。しかし、 現代の日本は「自分は死なない」ということが前提の社会です。「死」は日常にも、人々の意識のなかにもありません。このことが、延命中心のがん医療につながっています。
本書では、日本人のからだと精神のあり方に迫ってきた、養老孟司東大医学部名誉教授と、養老氏の東大医学部の教え子で、東大病院でがん治療と緩和ケアを実践している中川恵一医師が、日本人とその社会のあり方、日本のがん治療の問題点を多面的に語ります。すべての日本人にとって、もっとも大事な、「人生、社会、医療」という大きなテーマを、深く鋭く、しかし、わかりやすく、ときにユーモアをまじえ、分析しています。
人と人との出逢いは、偶然それとも必然
2015/07/07偶然と必然
貴方はどちらを信じますか?
人と人との出逢いは、偶然でしょうか?必然でしょうか?
小学校・中学校の同級生は、同じ年に産まれて、同じ地域に住んでいただけですか?
受験と言う門をくぐり抜ける高等学校。全国レベルで交差する大学校。まして浪人を経験することで、年齢による並びも変化します。
社会人。公務員、自営業、民間企業。営業、事務。本社、支店、営業所。正規雇用、臨時雇用、管理職。年齢も出身地も学歴もスクランブル。
結婚。配偶者家族親族友人。地域社会、PTA。
これら全てが、偶然の産物だと言えるのでしょうか?
転生輪廻を称える人の中には、人が持つ霊は、前世でも現世でも、そして来世でも呼び合って近くにいる。と言う人もいました。
妻を亡くしてからの出逢いは、殊更に、その事を考えてしまいます。
総てが必然とは言えないかもしれませんが、必然的な出逢いは必ずあると信じたい私です。