2018年10月
10月, 2018年
「命」について
2018/10/29先日、大阪で終末期医療についてお話をさせて頂いた時から、「命」について改めて考えさせられています。
人の命には限りがあります。
ガンにかかわらず、健康に過ごされている方でも、いつかは死を迎える時がきます。これは誰しもが逃れることのできない、事実です。
しかし中には「死なんて考えたくない」とか「人はいつか死ぬ・・といった言葉は聞きたくない」という方がいます。
もちろん、誰しもが好き好んで死を迎えたいとは思わないでしょう。
でも、命には限りがあります。
限りがあるからこそ、命は尊く大切なものです。いつか消える命の重さを感じてこそ、生きていくことも輝いてくると思います。ただ生きるのではなく、生ききることが大切だと理解することができるのです。
そして、私や私たち遺族は、愛する人のその尊い命が消えた時を経験した者です。愛する人の命が消えるということがどういうことなのかを知っている者です。
出来ることなら経験したくなかった、辛く悲しい経験。
この経験が何かの、誰かの役に立つのであれば、役に立てて欲しいと、私は思っています。
グリーフケア (悲嘆回復)は、遺族の悲しみを癒すための活動ですが、この活動を続けてきたことで、今回は終末期医療について考える機会を頂きました。
生きている今、あなたも「命」と「死」について、考えてみませんか。「死」を受け入れることで、また違った世界が見えてきます。「命」の尊さについて考えてみたいと思います。
がん患者・家族の終末期における課題
2018/10/23国立病院機構大阪南医療センターの医療ソーシャルワーカーのかたと大切な時期を過ごしました。
テーマは「ガン患者・家族の終末期における納得いく最後を迎えるための検討要因の解明」
目的は「ガン患者とその家族が『最後の時を悔いなく過ごし、納得した最後を迎える』ために、考えておかねばならない必要な要因と、その要因の内容を構造的に明らかにすることである。特に『社会的側面』に焦点を当て、その要因と内容を探っていく。
と言うものです。
内容からして私たち遺族でなければ答えられないテーマだと思いますし、私たち遺族が関わるべきテーマとも思います。
内容的には、患者・家族が終末期を迎えた時の、医療者(医師・看護師等)との関わりについて、細かく質問項目を設定されています。
今後の終末期医療に生かしてもらうことを願っています。
そして、私たちのグリーフケアについての必要性についても、医療機関の方々に伝えて欲しいと思います。
誰かの役に立てば
2018/10/15今月に入ってから、立て続けに二つの医療機関から、りんどうの会にアンケートの要請が入ってきました。
一つは、筑波大学大学院の院生(現看護師)の卒論として「遺族支援のあり方」というテーマに沿った
死別を迎えた時の思いや、その後の経験や思いについて
五段階評価でその時の思いを聞いています
もう一つは、大阪にある医療機関からのアンケートで
依頼文の中にある
「生前に考えておくべき大切なこと」をテーマに医療ソーシャルワーカーの方からの依頼です。
まさに、私たち遺族でしかお答えすることのできないテーマだと思います
私たちも遺族になりたくてなったわけではなく
その時までは家族だったわけです
家族から遺族への悲しくも辛い経験が
誰かの役に立つのであれば、、役に立ちたいと思っています
地道に6年間活動を継続してきたことが
こういった形で誰かの目に止まるとは思いもよらず
本当に嬉しいことです
これからも、グリーフケアを地道に活動を続けて行こうと思います
イエローレシートキャンペーン
2018/10/13イオン大和の
イエローレシートキャンペーンに参加して来ました
毎月11日に行われますので
イオン大和でお買い物をした時はよろしくお願いします