家族(遺族)の思い
2017/06/23小林麻央さんの逝去と
海老蔵さんの記者会見をみて
海老蔵さんの今の心の中が痛いほど響いて来ます
あの頃の自分の思いとつい重ねてしまいます
同じ経験をした方も同じ想いだと思います
入院中、あるいは闘病中には
たとえ一緒にいない時間であっても
生きているというただそれだけでよかった
自宅には自分一人であっても、病院で妻は生きている
その思いだけで心が落ち着いていました
しかし、その時を迎えた時
心を支えていた何かが崩れ去っていきます
それでも、お通夜・葬儀と進む中
言葉は発しませんが、遺体がそこにあるだけでも
どこか気持ちが違っていたものです
見送りの一連の行事が進む間は
一つ一つの対応と時間に追われていて
振り返る時間は少ないのですが
全てが終わって、一人家の中に残された時に
言いようのない寂しさが一気に押し寄せて来ます
がん経験者の方は、ご自分の命との戦いでしょうが
その家族は、代わってあげることのできない焦燥感と
失った後に「もっと何かできることがあったのでは」という
後悔の念に苛まされます
生き残ることの辛さが全身を包みます
海老蔵さんをそっと見守っていきたいと思います